油圧ナットは締め付け工具が不要
油圧ナットとは、ナット本体の油圧機能でボルトを引っ張って締結する画期的なナットです! ナット自体がボルトを締め付けます。ホースと接続するだけなので締め付け工具不要。「工具が入らない狭いボルト締め」で活躍します!
油圧ナットを連結して複数ボルトを同時に締め付け
油圧ナット・ロック型はホースで連結することで「複数のボルトを同時かつ均一に締め付ける」ことができます。瞬時にボルト締め付け作業が完了。ボルトの締め付け軸力がバラつかず均一締め、フランジの片締めが起きません。プラントの圧力容器などフランジのガス漏れや液漏れを解決します。フランジボルトを一度に40本同時締め付けなど納入実績多数。
フランジボルトの締結作業を短縮し92%のコストダウン事例
ボルトを瞬時にスピーディな均一締め付け。2度締め不要
トルク管理工具で何度も、対角締めで均一に締め付ける2度締め作業が不要!ポンプに繋いで瞬時に均一締めができるので圧倒的にスピードが速い。
高精度な軸力管理のボルト締め付け
軸力管理によるボルト締め付けのため、トルク管理よりも高精度の締め付けができます。油圧ナットはねじらず、引張力での締め付けのため座面との摩擦の影響がなく「ボルトに直接、軸力を掛ける」ので正確にボルトを締め付けることができます。
ボルトの焼き付き、かじりが起きない
油圧ナットはボルトの締め付け時に回転力を与えるトルク工具と違い、ねじらないので摩擦熱が発生せずナット座面とフランジ面のかじりやネジ山の凝着による焼き付きが起きません。その為、特に締め付けトルクが大きくなる大型ボルト締めに最適です。またボルトに曲げや、ねじれ応力も発生しません。
大型ボルト締めに最適 M20~M300
ボルトサイズ =M20~M300までの大型ボルト締めに対応。防爆エリアでも使用可能。特注で 200℃の高温仕様も製造できます。
プレス機の金型固定ボルトやタイロッドボルトにも
成形プレス機や射出成形機の金型固定ボルトやタイロッドのボルト締めにもお勧め!油圧ナット(油圧ワッシャー)の導入で全数のボルトを一度に締結でき効率UP。プレス機のタイロッドの大型ボルト締めでも瞬時に締付けて楽に作業ができます。
タービンのケーシング面合わせや素材の仮押さえ
火力発電用ガスタービンや蒸気タービンのケーシング面合わせの大型ボルト仮締めに油圧ナットを使用して活躍します。合わせ面の隙間を無くすための面タッチ作業を大幅に時間短縮し、作業効率を改善できます。
反力不要。油圧トルクレンチのように反力を取る必要がありません

超硬質表面加工で耐久性をさらに向上させた油圧ナット
ボルトエンジニアの油圧ナット BE150HNシリーズには当社独自のアーマーマックス 特殊な超硬質表面加工を施しています。高強度の表面加工で傷や摩耗、腐食に強く「耐久性をさらに向上させた油圧ナット」です。
油圧ナットの疲労強度の向上
繰り返しかかる負荷によって金属表面の微細な傷が起点となって亀裂が進行する金属疲労は寿命を低下させます。アーマーマックスはこれに反発する圧縮表面応力が残留して、大幅に疲労強度を上げ亀裂抑制効果により長寿命です。
耐摩耗性の向上
アーマーマックスは擦り傷や跡がつきにくい超硬質表面処理を施しています。表面硬度が高く、摩擦係数が小さいことから耐摩耗性、疲労強度の向上に加えて、擦れあう摺動摩耗を低減させ油圧ナットへの傷を防止し、寿命を延ばします。
油圧ナットのかじり防止
かじりは、ねじ部によく見られる問題です。高圧力で密着している部品や鋼材は、金属の表面同士が強く擦れた際に発生する摩擦熱によるねじ山の凝着で、かじりを起こします。油圧ナットはトルク工具と違い回転させず引張による締め付けのため、ねじり摩擦によるかじりは起こりません。しかし微動摩耗による酸化膜の破壊やねじ山の接触圧が高くなる非常に高い軸力での締め付けでは、表面が溶着しかじりが発生する場合があります。そんな場合でもアーマーマックスは高強度の表面加工で凝着摩耗から守りかじりを防ぎます。
油圧ナットの耐腐食性の向上

耐腐食性の中性塩水噴霧試験(800時間テスト)においてアーマーマックスは他の亜鉛めっきやニッケルめっきなどの金属表面処理よりも耐腐食性が高く、通常の黒染め処理の油圧ナットの3倍以上錆びにくい。
油圧ナットのお問合せは(株)日本プララド TEL:078-967-3556
油圧ナット(油圧ワッシャー)とは、どういう目的で使われるのか?
工具が入らないような非常に狭いボルト締めが可能です。
ほかに素材の仮押さえ用途やボルトの共回りも防止します。
油圧ナットの使い方動画
フランジボルトを丸ごと40本同時に均一締め付け。軸力管理して、バラつきません。
複雑な形状の狭隘部にあるボルト締め付け作業でも活躍。
工具の入らない箇所のボルト締付け作業工具の入らない箇所のボルト締付け作業
ナットを締めるとフランジの位置がずれる、共回りする箇所。
ベアリングの圧入においても簡単な作業で活躍する油圧ナット。
スリッターの刃の両端の押さえに活用。他にも様々な素材の押さえとして強力に固定します。





















