ボルトテンショナーは摩擦の影響を受けない高精度な軸力管理工具
ボルトテンショナーは軸力管理によるボルト締め付けのため、トルク管理よりも高精度なボルト締め付けができます。またボルトのねじれ応力も発生しません。油圧でボルトを引っ張り、引張荷重をかけてねじらず締め付けるため、ねじ面や座面との摩擦の影響がありません。ボルトへ軸力をかけて【軸力を直接管理できる】ので正確に締め付けることができます。
軸力管理とトルク管理のボルトの締め付け方法の違い
締め付け時に重要となるボルトの軸力を管理するための代替手段として、作業性に優れたトルク管理による締め付け方法が多く利用されます。しかしトルク法によってボルトを締め付けた場合:「トルクの力はナット座面の摩擦に50%、ねじ面の摩擦に40%が消費」されてしまい、残りの10%しか軸力には作用しません。
ボルト締めラボ(トルク法で締め付ける場合の注意点)
また摩擦係数は座面の摩擦、ねじ面の摩擦、面の状態、締め付け速度によってもばらつきます。そのためトルクの精度をどれだけ上げても、摩擦係数は一定ではないので軸力のばらつきを無くすことはできません。 トルクが±10%、摩擦係数が±30% ばらつくと締め付け軸力の最小軸力と最大軸力の差は2倍以上になります。ボルトテンショナーはこれらの摩擦に影響がなく、直接ボルトに軸力をかけて軸力管理が行えます。
ボルトテンショナーは複数のボルトを同時かつ均一に締め付け
複数台(4~8台)のテンショナーをホースで連結することで「複数のボルトを同時かつ均一に締め付ける」ことができます。トルク管理工具のように均一に締め付けるために2度締め、3度締め作業が不要ですので作業時間の短縮になります。締め付け軸力が均一でバラつかずフランジの片締めが起きません。フランジボルトの場合は4台以上がお勧めです。(フランジボルトを40本同時並行締め実績あり。)
高品質シールで長寿命、軽量コンパクト
ボルトエンジニアは、ボルトテンショナーにとって重要なピストンのシールに最新技術の複合材シール「自己潤滑性シール」を組み込んでいます。摩擦係数が極めて小さくほとんど磨耗せず長寿命。ボルトテンショナーの繰返しピストンとなめらかな摺動性を実現しています。さらに最高300MPaまでの高圧を使うことにより製品をコンパクトに軽量化。軽量設計で使いやすく作業安全性と耐久性の大幅向上。
狭所のボルト締めや特注製作対応
狭い箇所や座面の小さいスペースでもボルト締めが可能。タービンケーシングボルトなど用途に合わせて、最適な特注製作をします。
ボルトの焼付き、かじりが起きない
ボルトの締め付け時、ねじらないので摩擦熱が発生せずナットとフランジ面のかじりやネジ部の焼付きが起きません。その為、特に大型ボルト締めに最適です。またボルトに曲げや、ねじれ応力も発生しません。油圧トルクレンチのように反力を取る必要がなく、フランジ面も傷めません。
欧州安全基準 CEマーク認証取得
欧州圧力機器指令PEDに準拠し、欧州安全基準 CEマークを認証取得。
アンカーボルト、基礎ボルト、PC鋼棒の緊張作業
大型ボルト・ナットの締付け軸力管理に最適なシステム。風車のアンカーボルト、基礎ボルトの締め付け、PC鋼棒の緊張作業にも活躍。
ボルトの使用条件
使用にはボルトの突き出しが、最低ボルトの直径分以上の長さが必要です。
(ケースによってはボルトの変更が必要になります。)
ボルトテンショナーの販売・レンタル
「販売・レンタル」ともに行っています。
ボルトテンショナーのお問合せ、デモの依頼は
(株)日本プララド TEL:078-967-3556
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