インターボルト(InterBolt)は無線でボルト軸力測定して、列車のボルト緩み確認

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鉄道レールの継目板ボルトの緩み監視にインターボルト導入

レール・線路の継ぎ目板ボルトの緩みを監視してボルト軸力測定をするインターボルト

鉄道レールの継目板ボルトの緩みを検知

鉄道レールの継目板ボルトの緩みの課題

イギリスの鉄道網には、約200万本の継ぎ目板ボルトが使用されたレールが依然として多く存在します。レールの継ぎ目を連結する継目板(フィッシュプレート)とは、2本のレールの端部をボルトで固定して連続した軌道にするために使われる金属製の接続プレートです。この継ぎ目板のボルト軸力は非常に重要です。

ボルト締め付け軸力が高すぎるとレール接合部が滑らなくなり、線路の座屈リスクが高まります。一方でこの継目板は、通過する列車の車輪ごとに繰り返し衝撃荷重を受けます。継目板は大きな曲げ荷重を受け、継目板ボルトはボルト軸直角方向にその衝撃荷重の大部分をせん断力として受けることになるためボルトは緩み、折損します。レール継目板のボルト折れによる大幅な列車遅延や列車の運休もしばしば起こっています。

このリスクを軽減するために、継目板の接合部では「2週間ごとの定期的なトルクチェック」の手動点検が行われています。しかしこの作業は多大な保守費用と作業時間をし、線路作業員を列車運用中の危険な環境にさらし、列車の利用可能時間を制限する要因にもなっています。

解決策:インターボルト導入で正確なボルト軸力で締め付け

インターボルトセンサーは既存の鉄道レールの継目板ボルトに取り付けて、インターボルトは継目板の接続部に再組み立てされます。ボルトを締め付ける時には、専用タブレットで正確なボルト軸力値をリアルタイムに読み取りながら、締め付けができるので正確なボルトの軸力管理が可能です

最新技術の長距離無線と長寿命バッテリーのボルト軸力センサ

インターボルトは、最新技術を用いたボルト軸力測定・監視モニタリングシステムです。業界最先端の産業用IoT(IIoT)による無線通信と電源管理技術を、独自の一体型ボルト軸力測定デバイスと融合しています。その結果、非常に正確で信頼性の高い軸力測定センサーを実現し、優れた長距離無線通信と最長15年という長寿命バッテリーを備えています。バッテリーの交換も即時可能。

クラウドでボルト軸力の長期的なモニタリングとデータ蓄積

設置が簡単なインターボルトゲートウェイは、インターボルトからの無線信号を受信します。インターボルトのLoRa無線システムは、長距離かつ低干渉の通信が可能となるよう最適化されており、簡単で信頼性の高い接続が可能です。収集されたボルト軸力データは、携帯電話回線、衛星通信またはイーサネット接続を通じてクラウドに自動送信されます。
データはPCやスマホからクラウドアプリへアクセスし閲覧可能です。クラウドアプリではユーザーが管理する全てのボルトを一括管理する設定が可能です。リアルタイムの軸力(荷重)モニタリング、荷重履歴の確認、自動アラートの発信といった機能を設定、利用ができます。

インターボルト導入後は保守コスト削減と危険リスクの軽減

インターボルトの収集データによって最適な取り付け手順、点検間隔、およびナットの種類を決定することができました。これにより「点検の頻度を2週間ごとから12週間ごとに変更」することができました。その結果、線路へのアクセスや「保守にかかるコストを80%以上削減」できただけでなく、安全面で線路脇で作業する作業員の危険リスクも低減されました。

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鉄道関連のインターボルト納入実績

様々な鉄道用途に実績があります。継目板、仮設レールクランプ、列車車軸カウンター、レール分岐モジュラークロッシングなど。

鉄道関連のインターボルト納入実績
鉄道会社 顧客名 鉄道会社の概要
ネットワーク・レール
(Network Rail Ltd.)
イギリスのイングランド、スコットランド、ウェールズにおける大半の鉄道網を所有し管理する公営事業者。
ロンドン地下鉄
(London Underground)
イギリスのロンドンを走る世界最古の地下鉄。272駅が設置されており、総路線距離は400km。総利用者数は年間13億500万人。
ニューヨーク市都市交通局
MTA (New York Transit system)
アメリカのニューヨーク市地下鉄。ニューヨーク都市圏における公共交通機関を運営する広域交通局。
468駅が設置されており、総路線距離は375km。全ての路線と駅は24時間営業。年間利用者数は約17億5000万人。
ローベル社(Robel) ドイツに本社を置く軌道保守する鉄道保線機械メーカー。

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