鉄道レールの継ぎ目板ボルトの緩み監視に導入
鉄道レールの継目板ボルトの緩みの課題
レールの継目を連結する継目板(フィッシュプレート)接続部
レールの継ぎ目板(スプライスバー、ジョイントバー)とは、2本のレールの端を接続して連続した軌道を構成するために使われる金属製の接続プレートです。この継目板は、通過する列車の車輪ごとに繰り返し衝撃荷重を受けます。プレート自体は大きな曲げ荷重を受け、継目ボルト(フィッシュボルト)はボルト軸直角方向にその衝撃荷重の大部分をせん断力として受けることになります。これによりボルトは緩み、破損しやすくなり、最終的にはプレートから外れてしまうことがあります。このリスクを軽減するために、継目板の接合部では定期的な手動点検が一般的に行われています。
解決策:インターボルト導入後は正確なボルト軸力を把握し保存
インターボルトセンサーは、既存設計の鉄道レールの継ぎ目板ボルト(フィッシュボルト)に取り付けられます。その後、インターボルトは継目板(フィッシュプレート)の接続部に再組み立てされます。ボルトは通常の方法で締め付けることができ、あらかじめ設定されたLED表示によって制御された軸力が示され、インターボルトアプリを搭載した専用タブレットから正確なボルト軸力値の読み取りが可能です。
最新技術の無線のボルト軸力測定・緩み検知
インターボルトは、最新技術を用いたボルト軸力測定およびモニタリングシステムです。業界最先端の産業用IoT(IIoT)による無線通信と電源管理を、独自の一体型ボルト軸力測定デバイスと融合しています。その結果、非常に高精度かつ信頼性の高い荷重測定センサーが実現しており、優れた長距離無線通信機能と、最長15年のバッテリー寿命を誇る卓越した電源管理性能を備えています。
クラウドでボルト軸力の長期モニタリング
設置が簡単なインターボルトゲートウェイは、インターボルトからの無線信号を受信します。インターボルトのLoRa無線システムは、長距離かつ低干渉の通信が可能となるよう最適化されており、簡単で信頼性の高い接続が可能です。収集されたボルト軸力データは、セルラーまたはイーサネット接続を通じてクラウドに自動送信されます。データはPCやスマホからクラウドアプリへアクセスし閲覧可能です。クラウドアプリではユーザーが管理する全てのボルトを一括管理する設定が可能です。リアルタイムの軸力(荷重)モニタリング、荷重履歴の確認、自動アラートの発信といった機能を設定、利用できます。
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